大阪国際中学校高等学校

教職員おすすめ図書シリーズ(北村 円)

みなさん、こんにちは。

この企画。本校の個性あふれる教職員の紹介とともに、どうぞ!

第10弾は何事にも興味津々、パワーあふれる北村先生です!

北村 円

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氏名:北村 円
教科:国語…でも好きなのは社会系と地学
クラブ:女子ソフトテニス部,放送部
座右の銘:やるからには全力で!
最近好きなこと:とりあえず作ってみる
(料理でもDIYでも…ほら、何かを作るって、余裕がある人しかできない感じがするじゃないですか! 優雅な気分になるのです)
最近作ったもの:本棚(メチャがんばった)

『はてしない物語』

著者:ミヒャエル・エンデ 翻訳:上田真而子ほか 出版社:岩波少年文庫

❶この本を読んだきっかけ
小学生のときに、映画「ネバーエンディングストーリー」(1と2があります。個人的に好きなのは1の方。おさな心の君に憧れました)を観てハマりました。数年後、近所のお姉ちゃんから「原作の物語を持ってるよ」と言ってもらい、初めて読みました。映画のほうの主人公と同じようにタオルケット(がなかったから、実際は毛布)をかぶって読んでいたのを、よく覚えています。とても暑かった。

❷本の簡単な内容
二部構成。
第一部はいじめられっ子のバスチアンがひょんなことから手に取った「はてしない物語」を、学校の物置小屋で読むところから始まります。それは崩壊の危機にさらされている「ファンタージェン」を、本の登場人物たちが救う物語……だったはずなのに??
第二部の内容を伝えると第一部の内容がばれてしまうので自粛します。冒険ものが好きな人は好きだと思います。

❸おすすめする理由
まずは非常に美しい装丁。上の画像はハードカバー本のケースです。それを中から出すと、ぱっと見は赤色でタイトルもない本に見えます。しかし角度を変えるとあら不思議。題名が書かれているではありませんか! それだけでもテンションが上がるのですが、本を読んでいると物語中の「はてしない物語」と同じ装丁だとわかるのですが、そこにもニヤニヤしてしまう。そして「ファンタージェン」で起きている出来事と現実でバスチアンの目線になっているときは文字の色が違うので、一読者として楽しむメタ的視点と、バスチアンとまったく同じ視点で楽しめるという、二度おいしい本だと思います。
ファンタジーが大好きな人におすすめします。
高校生には内容が幼く感じるかもしれません(小学生が読めるものですからね)が、美しい挿絵なども多いですし、本の内容はそれとして、デザインの視点で見てみるのもおもしろいかもしれません。

❹みんなへのメッセージ
読書は自分が今まで知らなかった世界を教えてくれる心の旅行です。実際には行けなくても、心の中ではどこまででも、それこそ宇宙の果てまでも行くことができます。なんなら異世界でも行き放題。場所だけでなく、新たな知識、知らなかったことに触れることも自分の世界を広げてくれるものになります。
ときにはふだん自分が手に取らないジャンルに触れてみるのはどうでしょう。
本校は学校全体が図書館! だから今まで読んでいなかったジャンルを目にする機会が増えています。新たな扉を開いてみませんか?

 

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