大阪国際中学校高等学校

【国際バカロレア】IB ペアレンツデイ

12月13日(土)に、IB ペアレンツデイが実施されました。当日は、2年生によるコラボレーティブ・サイエンス・プロジェクト(Collaborative Science Project:CSP)の発表およびTOKエキシビション、3年生によるエクステンデッド・エッセイ(Extended Essay:EE)のポスター発表を行い、保護者の皆さまにご覧いただきました。
コラボレーティブ・サイエンス・プロジェクト(CSP)は、国際バカロレア・プログラムの一環として、生徒が学際的なチームで協働しながら取り組む探究型プロジェクトです。生徒たちは、生物、化学、環境システムと社会(ESS)で身につけた知識や技能を活用し、科学的手法を用いて現実社会の課題に取り組みました。プロジェクトを通して、「調査力」「協働力」「振り返りの力」を高めることができました。学習過程の記録を重視しつつ、最終発表では簡潔で分かりやすく、聴衆の関心を引く構成となるよう工夫が見られました。また、手作りの成果物の制作やディベートの実施などを通して、来場者が地球規模の課題について主体的・批判的に考える機会を提供しました。
TOKエキシビションは、「知の理論(Theory of Knowledge)」で学んだ考え方が、私たちの身の回りの世界にどのように表れているかを探究し、発信する課題です。生徒は35の問いの中から1つを選び、その問いに答えるための3つのオブジェクト(物)を選択し、それぞれについて300語以内の解説文を作成します。オブジェクトは、解釈・証拠・真理・価値・視点・文化・責任などのTOKの重要概念と結びつけながら、問いに対して具体的かつ根拠のある考察を行います。このエキシビションを通して、生徒たちは「問いを批判的に考察する力」「知識と現実世界を結びつけて考える力」「論理的で一貫性のある表現力」「例や証拠を用いて自分の考えを説明する力」を身につけています。
エクステンデッド・エッセイ(EE)は、生徒が自ら設定した研究課題について主体的に探究し、論文としてまとめるIBディプロマ・プログラムの必修課題です。生徒は6科目の中から1科目(またはワールド・スタディーズ・オプションにより2科目を横断)を選択し、指導教員の助言を受けながら研究を進めます。論文は最大4,000語(日本語の場合は8,000字)でまとめられ、研究過程を振り返るリフレクション(考察)も併せて提出します。研究には約40時間の学習時間が想定されており、3回の指導教員との面談と、完成後の最終面談(ヴィヴァ・ヴォーチェ)が行われます。EEを通して、「自ら課題を設定し、探究する力」「学術的な調査力・論理的思考力・文章表現力」「学びの過程を振り返り、成長につなげる力」を育成しています。
今回のペアレンツデイは、IBにおける生徒たちの学びの姿や成長を、保護者の皆さまにご覧いただく大変よい機会となりました。最後まで粘り強く取り組んだ生徒一人ひとりの努力と成長を、心より誇りに思います。

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