大阪国際中学校高等学校

第3回 大阪国際中学校高等学校 入学式

令和6年年4月6日(土)

満開の桜が咲き、穏やかな天候となった今日の良き日に、本校3期生の入学式を中学・高校合同で枚方市総合文化芸術センター大ホールにて挙行しました。

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本年は中学校に96名、高校に333名の新入生を迎え、保護者の皆様、来賓の皆様そして本校教職員で新たなスタートを祝福、歓迎しました。
入学式では、吹奏楽部員による演奏に合わせて全員で校歌を斉唱したのち、新入生代表2名の力強い宣誓が行われました。

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清水校長の式辞、奥田理事長の祝辞では、新入生に対して「志を持って行動することの大切さ」を思いを込めて語りかけられました。

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清水校長の式辞

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奥田理事長の祝辞

最後に在校生を代表して生徒会長の温かい歓迎の言葉があり、全員心を一つにして入学式を終えました。

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生徒会長の温かい歓迎の言葉

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中学校の先生紹介

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高校の先生紹介

式の後はクラスに分かれて記念撮影をしました。

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次週からは、新入生向けに特別に準備された学びの土台となる「スタートプログラム」で新しい学校生活が始まります。教職員一同、3期生の学びと成長をしっかりと支えていきます。

清水校長の式辞

満開の桜の花に迎えられ、まさに麗らかな春の到来を感じるこの佳き日に、大阪国際中学校高等学校の第三回入学式を迎えることができました。本日は、本校PTA会長 菊田様はじめPTA役員の皆様にご多忙の中、ご臨席を賜り、心から感謝し厚く御礼を申し上げます。
新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。本校の第三期生として、中学校には九十六名の新入生を、高校には三百三十三名の新入生を迎え、新年度のスタートを切ることとなりました。教職員一同、みなさんの入学を心より祝福し歓迎するとともに、これから共に活動していけることをとても楽しみにしています。
保護者の皆様、ご子息、ご息女のご入学誠におめでとうございます。堂々と胸を張り、まぶしいばかりに輝いておられるお子様の晴れ姿を目の当たりにされ、込み上げてくる感慨もひとしおかと思います。心からお慶びを申し上げます。
本校は、一昨年、その前身である大阪国際滝井高等学校と大阪国際大和田中学校高等学校が発展的に統合して、新たに開校した学校で、今年で三年目を迎えます。本校の教育理念は、大阪国際学園の建学の精神である「全人教育」を基礎として、礼節を重んじ世界に通じる心豊かな人間を育成することにあります。「人間をみがく」を校訓に、自分らしく生き抜く力を身につけ、未来社会の担い手となれる人の育成をめざしています。保護者の皆様にはぜひ本校の教育方針をご理解いただき、ご家庭におかれましてもご協力をよろしくお願いいたします。
さて、新入生のみなさん、今みなさんは、入学できた喜びと、これからの学校生活への期待と不安で、大いに胸の高まりを感じていることでしょう。これから、中学生のみなさんは六年間、高校生のみなさんは三年間、本校での学びをスタートします。
先程みなさんが初めて歌った本校の校歌ですが、この校歌の歌詞には、「みなさんにはこうあってほしい」そして「このようにお互いが学び合い、成長していってほしい」という本校の思いが表現されています。ぜひみなさんにも早く覚えてもらいたいと思います。その歌詞の中に「一つしかないくすのきであれ」というフレーズがあります。みなさんの中にもこのフレーズが耳に残った人もいるのではないでしょうか。この歌詞にある「くすのき」は、みなさんを象徴する言葉として使われています。みなさん、「くすのき」という木のことを知っていますか?本校は大阪府守口市にある学校ですが、「くすのき」は守口市の「市の木」にもなっており、この北河内地域全体でも、市民に大変なじみのある身近な存在となっている木だと思います。「くすのき」は、とても大きく成長する木としても知られ、全国の巨木ランキングトップ10のうち八本は「くすのき」が占めているそうです。本校でも、正門を入ってすぐの真正面の場所に「くすのき」を植えており、学校のシンボルとしています。この「くすのき」は、開校時に植樹したばかりでまだ決して大きな木ではありません。しかしながら、この「くすのき」も年を重ねるごとに、その幹を太くしていくはずです。みなさんも、この「くすのき」に毎日見守られながら、「くすのき」を上回る勢いで大きく成長していってください。また、先程の校歌の歌詞のフレーズ「一つしかないくすのきであれ」の「一つしかない」という部分は、みなさんの一人ひとりの個性を表しています。みなさんそれぞれが持ち合わせている個性を存分に活かし、「オンリーワンのくすのき」になってほしいという思いが込められています。
さて、本校のシンボル「くすのき」の木がある場所をさらに少し奥に進みますと、そこには大きなモニュメントが建っています。校訓「人間をみがく」のモニュメントです。みなさんの中にも、オープンスクールや学校概要説明会の際に見て、このモニュメントを覚えてくれている人も多いかと思います。このモニュメントは、陶板のタイルで出来たとても美しいデザインのもので、表面には校訓「人間をみがく」の文字が大きく書かれています。そして、このモニュメントの裏側にもある言葉が書かれているんです。
本校のキャンパスには、生徒たちの新たな学びや気付きにつながるよう、ありとあらゆるところに優れた書物からの引用や偉人の名言などの「言葉のサイン」が散りばめられています。校訓「人間をみがく」のモニュメントの裏にもこの「言葉のサイン」があり、こう記されています。
『玉琢(みが)かざれば器を成さず。人学ばざれば道を知らず』
これは、中国の教書の一つである『礼記』の一節です。玉、すなわちどんな宝石でも、みがかなければその価値は出ない。同様に、人も、努力して自分をみがかなければ、その才能や素質を活かすことはできず、立派な人間になることはできないということを教えています。私は新入生の皆さん一人一人がまさにダイヤモンドの原石だと思っています。つまり、どの生徒の皆さんも磨けば光る何か潜在的な能力を持っています。それを引き出すのが我々の役割だと思っています。
これからの時代がどのように移り変わろうとも、その時代を作っているのは人です。みなさんがこれからの時代を生き抜いていくためには、人とより良い関係を築き、新たな世界を切り拓いていく力、そうした普遍的な「人間力」を身につけていくことが必要不可欠です。本校では、これからみなさんの「人間力」を高める取り組みがたくさんあります。その取り組みの中で人間をみがき、これからの長い人生を自分らしく生き抜く力を身につけていってください。そして、これからの社会がどうあってほしいかを考え、将来自分はその社会でこう生きていくんだという大きな「志」を立ててください。我々は、その「志」の実現に向けたみなさんの取り組みを最大限サポートしていきます。
結びにあたり、私たち教職員一同はお預かりいたしましたご子息、ご息女お一人お一人の「志」の実現に向け、保護者の皆様と十分なコミュニケーションを取らせていただきながら、全力を尽くして教育に取り組んでいく所存でございます。各ご家庭におかれましても、本校の教育方針にご理解を賜り、温かいご支援とご協力を頂きますようお願い申し上げます。
新入生のみなさん、今日から大阪国際中学校高等学校での新たな生活が始まります。今のフレッシュな気持ちを忘れずに、明るく元気にこれからの学校生活を送っていきましょう。
以上、私からの式辞といたします。

令和六年四月六日
大阪国際中学校高等学校 校長 清水 隆

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