大阪国際中学校高等学校

「悔し涙を嬉し涙に変えて」

中学バレー部部長の木村です。10月8日(月・祝)に行われた第72回大阪中学校秋季総合体育大会で2年連続11回目の優勝を果たすことができました。

 

8月に行われた全国大会では準々決勝で文京学院大学女子中学校にフルセットで敗れ目標であった日本一に届かずベスト8に終わりました。全国制覇しか考えていなかった選手たちにとっては本当に悔しい結果を受けとめるのは容易なことではありませんでした。試合が終わってからは大きな憔悴感、脱力感にさいなまれ、やや自信を失ったように感じる中で予定されていた公式戦を戦い続けました。今まで心をひとつにして戦い続けてきたチームは少しずつまとまりを欠き、それが試合結果にも反映していました。

3年生最後の大会で有終の美を飾るためには自分たちは今まで何で勝ってきたのか、今、自分たちには何が必要なのかを考えた時に、やはりチームのモットーである『和』を大切にすることであるという答えにたどりつきました。自分のことだけを考えるのではなく、仲間や支えていただいている皆さん、そして、今の自分たちがあるのは偉大な先輩方が築いてくれた歴史の上にあることを考えた時にその思いが更に深くなりました。

 

今大会は3年生8名全員がユニフォームを着てコートに立ちました。選手、保護者、スタッフが一丸となる全員バレーで勝ち進み、決勝は金蘭会中学校との対戦となりました。1セット目を先取した後、2セット目中盤までリードを許す苦しい展開でしたが、最後は3年生が踏ん張り頑張ってくれました。ラスト1点は全国大会でコートに立たせてあげることができなかった誰よりも人望のある3年生の選手が打ったスパイクが決まった瞬間、堪えていた涙がコート上で溢れました。1ヶ月半前に全国大会のコートで流した悔し涙は、嬉し涙に変わりました。選手も保護者も笑顔で流す涙は今までの苦労が報われたと感じました。

怪我を乗り越えチームを一番支えてくれた選手が最後のスパイクを決める所が大和田の大切にしている『和』を体感できた瞬間だったように感じました。

今大会は心の持ち方、心の整え方でプレーが大きく変わることを体感できた素晴らしい思い出に残る試合になりました。

 

保護者はもちろん家族の皆さん、先生方や生徒の皆さん、そして卒業生及び卒業生の保護者の皆様やたくさんのご支援をいただいている皆様が応援に駆けつけて下さいました。この場をお借り致しまして改めて御礼申し上げます。心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

多くの皆様からお声をかけていただき、改めて皆様の応援に支えられていることを強く感じ、これからも本校を応援していただく皆様の思いに結果で恩返ししていきたいと強く感じました。

 

3年生が優勝という結果で中学3年間のバレーを締めくくることができたことは本当に良かったと思います。この経験を生かして次のステージで頑張ってくれることを期待しています。また新チームにとっても今大会は大きな経験と自信に繋がる試合になったと思います。

来年度の夏に向けて新たなスタートを切りました。厳しい大阪の予選を勝ち抜くことは容易ではありませんが、チーム一丸となり目標である日本一を再び達成するために日々精進して参ります。これからも変わらぬご支援、ご声援の程よろしくお願い致します。

 

1回戦

本校2(25-2・25-4)0吹田山田

2回戦

本校2(25-12・25-11)0大阪学芸

準々決勝

本校2(25-3・25-5)0豊中七

準決勝

本校2(25-18・25-19)0PL学園

決勝

本校2(25-16・25-21)0金蘭会

☆2年連続11回目の優勝

written by 中学バレー部部長 木村

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