大阪国際中学校高等学校 寄付金募集
趣意書
大阪国際学園は1929(昭和4)年に帝国高等女学校として産声をあげて以来、96年の歴史を刻んでおります。この間、「全人教育」という建学の精神のもと、社会で幅広く活躍する数多くの人材を輩出してまいりました。これもひとえに卒業生と地域の皆様、そして保護者の皆様の並々ならぬご支援・ご助力の賜物と感謝いたしております。
さて、本学園は令和4年4月に、大阪国際滝井高等学校と大阪国際大和田中学校高等学校の二校を発展的に統合し、「これからの時代に必要な学校をつくる」という思いを持って、「大阪国際中学校高等学校」を設立、令和7年3月には開校と同時に入学してきた大阪国際中学校高等学校1期生が卒業し、今年で4年目を迎えました。
大阪府守口市松下町のキャンパスは、「キャンパスのすべてが学びの場」となるよう、あらゆる場所に創意工夫をこらしています。生徒の知的好奇心を刺激するため校舎全体に配置された蔵書も現在約1万9千冊を数え、高い貸出率を誇っています。また、生徒自らが志を立て、どう生きていくかを論文にまとめ発表する「立志式」「発志式」を実施し、最も優れた論文に「くすのき賞」を授与しました。受賞者は本校エントランスに名前が刻まれ、本校の歴史の一部として語り継がれていくことになります。
部活動では、高校女子バレーボール部が1月に開催された全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)に出場し、ベスト8の成績を収めました。中学女子バレーボール部は全国中学生バレーボール選抜海外遠征メンバーとして1名の生徒がイタリア遠征に参加し、日本代表チームの優勝に貢献しました。また、中高女子ラクロス部は全国中学校高等学校女子ラクロス選手権大会に出場し、5位入賞を果たしました。高校男子硬式テニス部は個人、団体で8月のインターハイに出場したほか、U16・18全日本ジュニアテニス選手権ベスト8、全国私立高等学校テニス選手権大会3位の成績を収めました。さらに、高校軽音楽部が6月に全国大会出場を果たし、吹奏楽部は定期演奏会、コンクールをはじめ高いレベルでの演奏活動を展開し、コンピューター部は宇宙エレベーターロボット競技会で全国大会に出場するなど、運動部・文化部ともに様々な活動実績を挙げています。
国際的な視野を養うための取り組みでは、中学のシンガポール・マレーシア、高校のアメリカ、ドイツ、オーストラリアへの探究型修学旅行やベトナムでの医療ボランティア研修、カンボジアグローバル研修のほか、多くの海外留学・研修プログラムを実施しております。また、高校では、大阪府内の一条校で唯一英語によるプログラムを展開する「国際バカロレアコース」を設置し、グローバル社会において求められる人材の育成をめざして、「国際学園」の名にふさわしい世界水準の教育を展開しています。
このような生徒たちの積極的な活動を今後ますます活性化させていくためには、ハード・ソフト両面での更なる充実が必要不可欠です。このため、本学園や教職員が努力していくのはもちろんですが、皆様方からのご支援もぜひお願いしたいと考えます。つきましては、現下の厳しい社会、経済情勢の中、誠に恐縮ではございますが、寄付金募集の趣旨にご賛同いただき、格別のご協力を賜りますようお願い申し上げます。
なお、ご希望により、大阪国際学園並びに大阪国際中学校高等学校のホームページ上に掲出しております芳名録に掲載させていただきます。
学校法人 大阪国際学園
理事長 奥田 吾朗
大阪国際中学校高等学校
校長 田村 善章