大阪国際中学校高等学校

教職員おすすめ図書シリーズ(廣瀬 雄紀)

みなさん、こんにちは。

この企画。本校の個性あふれる教職員の紹介とともに、どうぞ!

第26弾は、読書家が多い国際中高の中でも一二を争う愛読家・国語科の廣瀬雄紀先生です!

廣瀬 雄紀

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氏名:廣瀬 雄紀
教科:国語科
部活:女子バスケットボール部、漫画研究部・文芸同好会
座右の銘:一所懸命
将来の夢:子供が無事成長してくれること

『medium 霊媒探偵城塚翡翠』

著者:相沢沙呼 出版社:講談社

❶この本を読んだきっかけ
本屋で平積みになっていたところを見かけ、なんとなく手に取ったことがきっかけです。最初の数ページを立ち読みした段階で「物語のアイデアが面白い」と感じ、一気に最後まで読んでしまいました。

❷かんたんな内容
あらすじ
推理作家として難事件を解決してきた香月史郎は、心に傷を負った女性、城塚翡翠と出逢う。彼女は霊媒であり、死者の言葉を伝えることができる。しかし、そこに証拠能力はなく、香月は霊視と論理の力を組み合わせながら、事件に立ち向かわなくてはならない。一方、巷では姿なき連続殺人鬼が人々を脅かしていた。一切の証拠を残さない殺人鬼を追い詰めることができるとすれば、それは翡翠の力のみ。だが、殺人鬼の魔手は密かに彼女へと迫っていた―。「BOOK」データベースより

❸おすすめする理由
第20回本格ミステリ大賞受賞
このミステリーがすごい! 1位
本格ミステリ・ベスト10 1位
SRの会ミステリベスト10 1位
2019年ベストブック
など、五冠を獲得し、コミカライズやドラマにもなっているので、知っている人も多いと思います。
現在(6/2時点)、学校図書の新刊コーナーにも入っているので校内で見たことがある方もいるかもしれません。
何よりもこのミステリのすごさは「どんでん返し」のすごさにあります。ミステリ用語でいうところの「多重解決ミステリ」にカテゴライズされる作品です。「多重解決」とは読んで字のごとく、「一度行った事件の解決を、別の角度から解決し、別の真実を与える」というものです。ネタバレは避けますが、この本は複数の事件に主人公とヒロインが解決を与えていく「連作短編」形式になっています。それぞれの短編で事件は解決しているのですが、最終章でそのすべてがひっくり返ります。これほど鮮やかな「多重解決」は他に類を見ないと評する他ないでしょう。
 小説に「どんでん返しによる驚き」を求めるのであれば、この本を読むに及くはなしと言えます。

❹みんなへのメッセージ
最近、読書をする人が少なくなっていると言う人がよくいます。確かに他の娯楽があふれる今日、読書に固執するのはかえって不自然と言えるかもしれません。しかしながら、そう考えてしまうのは「本当に面白い本」を知らないが故ではないでしょうか。難しい本を読むのは後でも構わないと思います。まずは「面白い本」を読むことを読書の入り口としてほしいと思います。「書を読むを好めども、甚だしくは解せんことを求めず(読書は好きだが、無理してまで深く理解しようとは思わない)」という言葉もあります。難しいことは考えず、好きな本を読んでください。読書の深淵に触れるのは、その先でも構わないでしょう。

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